全国一律送料550円 ※2024年9月17日(火)午後12時まで

ムードマークのオリジナルギフトが誕生。
紅茶ギフト「Diaries 日記たち」に
込められた思いとは?【後編】

「MOO:D MARK by ISETAN(ムードマーク バイ イセタン)」のオリジナルギフトが遂に完成しました。その記念すべき第一弾は、紅茶セット「Diaries 日記たち」。そのクリエイティブディレクションを手がけたのは、作家・漫画家である小林エリカさんとグラフィックデザイナーの田部井美奈さん。日記文学からインスパイアされたフレーバーの紅茶を作りたいという二人のアイデアに共感し、その思いも汲んで、香り高く味わい深い紅茶に仕上げたのは、ダージリン紅茶専門店「リーフル」代表の山田栄さん。その題材となるのは、平安時代に書かれた日本の日記文学を代表する『和泉式部日記』。千年の時を超え、3遍の日記から今までにないとっておきの紅茶が誕生しました。

「オリジナルの紅茶ギフト『Diaries 』が生まれるまで【前編】」はこちら
ムードマークのベストセラーギフト 2020年冬

INDEX

ムードマークのオリジナル紅茶ギフト「Diaries 日記たち」の味わいとは

緊張のティスティング

小林さん 田部井さん

初めての打ち合わせから、約2週間。いよいよやってきた試飲の日。少し緊張した面持ちの小林さんと田部井さんの前に色とりどりの茶葉とティスティングカップが次々と置かれていく。「単なるものに止まらず、その裏側にある気持ちも伝えられる存在に、紅茶がなったならすごく素敵ですよね」と初めての体験を前にそう話すのは田部井さん。果たして、イメージ通りの紅茶は完成するのか? ティスティングを前に、山田さんはダージリンの魅力についてこう話してくれた。

ティスティング風景1

「季節の移ろいや感情の機微が日記に書かれているように、ダージリンもまた季節によって香りと味わいが大きく変わるお茶なんです。ダージリンの旬となるクオリティシーズンは大きく3つ。春摘みのファーストフラッシュは、雪解け水を吸い込んで芽吹いてくるお茶なので、非常に初々しくヒマラヤの小花を思わせるような香りとキレの良い繊細な味わいがします。太陽の強い光と高地特有の朝晩の寒暖差の影響を受けてじっくり育った夏摘みのセカンドフラッシュは、フルーティーでありながらもボディが厚く、深いコクを持った濃厚な味わいが楽しめます。そして、気候的に寒暖差の少ない秋摘みのオータムナルはまろやかでいて穏やか。だけど、味わいはしっかりとしていて飲みやすい。季節によって紅茶には、それぞれの個性と特徴があるんです。普通、ブレンドというと同じ種類のお茶のクセを読み取って、強弱付けて配合したりするのですが、今回のムードマークオリジナル紅茶『10TH』の紅茶は、春に芽吹く若葉をイメージし、ダージリン作りの名手が特別に作ってくれたニルギリをダージリンのファーストフラッシュに配合したり、カフェインレスの紅茶にピーチやベルガモットの香りを添えたりしましたので、ブレンドというよりはミックスティーともいえるかもしれません」

ティスティング風景2

そんな山田さんの話を聞き、促されるようにして恐る恐るティスティングを始める二人。一杯一杯ティスティングを進めるうちに、彼女たちの顔に自然と笑みがほころび始めた。「和歌が一つずつ味になったのに、ものすごく感動しました。『嗚呼、その通り!』っていう驚きと『こうなるんだ!』の発見がありました」と小林さん。「味のバリエーションもですけど、色合いにすごく幅があるのも面白いなって。他のお茶にはない紅茶の表現力を感じました」と田部井さん。


美味しいカフェインレス

二人の感想を聞いて、山田さんの顔にも自然と安堵の表情が広がる。「農園の個性が現れた旬の美味しい紅茶を味わってもらいたい」。そんな思いで紅茶文化を日本に広げてきた山田さん。今回の企画では、ギフト向けの女性に優しい異なる個性を持った二つのミックスティーが生まれた。

ティスティング風景3

「『21st』のデカフェ紅茶には、『和泉式部日記』の和歌に出てくる有明の月をイメージして、『月に咲く花』のという言い伝えのある金木犀と鮮やかな青色が美しいコーンフラワーをそっと散らし、『7th』は七夕をイメージして、甘酸っぱいハイビスカスやドライフルーツをブレンド。ルビー色の色鮮やかなフルーツティーはアイスティーにも最適で、お休み前でも安心して召し上がっていただけるノンカフェインのフルーツティーに仕上げました。ただ、ノンカフェインと言っても、その美味しさに妥協はありません。二人のコメントにも、ものすごく触発されました」と山田さん。最初の打ち合わせの時に飲んだノンカフェインの紅茶に、「代用品ではないふくよかさと満たされる感じがした」と話したのは田部井さん。「妊娠中や授乳中じゃなくても、こんなに美味しい紅茶があるんだったら、もっと早く知りたかった」という小林さんの率直な感想も山田さんに閃きを与えたようだ。

山田さん・小林さん・田部井さん リーフル店外風景

「今回、日記をテーマにしたいと思った時に、一日の終わりに飲む紅茶がその日を振り返るきっかけになったり、また過去や未来のその日を想うようなものになったらいいね、という話を二人でしていたので、それが実感できて本当に嬉しく思います」とは小林さん。二人が願うのは、ある一日をイメージしてブレンドされた紅茶を楽しみながら、少しだけ想像の翼を広げてもらうこと。あなたにしか書けない日記を、どうか一人でも多くの人が記してくれますように。


■プロフィール

  • ■ 小林エリカ
    1978年生まれ。作家・漫画家。主な著書に、『マダム・キュリーと朝食を』(第27回三島賞候補、第151回芥川賞候補)『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(共に集英社)、父とアンネ・フランクの日記を題材にした『親愛なるキティーたちへ』、"放射能"の歴史を辿るコミック『光の子ども1−3』(共にリトルモア)などがある。


  • ■ 田部井美奈
    1977年生まれ。アートディレクター・グラフイックデザイナー。服部一成に師事後、2014年に独立し、広告、CI、パッケージ、書籍、雑誌などを中心に活躍。2009年より「kvina」としての活動もスタート。小林エリカの書籍『マダム・キュリーと朝食を』の装丁も手がけている。


  • ■ 山田栄
    リーフル代表。1988年に同社を創業。インド・ネパールなど各地の農園に出向き、高品質の茶葉を輸入。ティーセミナーの開催など、紅茶の普及に勤め、その深い知識に定評がある。銀座、二子玉川の直営店ほか、「銀座三越」や「伊勢丹新宿店限定ブランド(ナヴァラサ)」でもその茶葉を取り扱っている。

「オリジナルの紅茶ギフト『Diaries 』が生まれるまで【前編】」はこちら

ムードマークのオリジナルギフトが誕生!紅茶ギフト「Diaries 日記たち」 一覧 MOO:D MARK ORIGINAL GIFT

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