【モエ・エ・シャンドン】のおすすめシャンパンとソムリエが語るブランドの魅力

毎秒1本、世界中のどこかで開けられる【モエ・エ・シャンドン】とは？

シャンパーニュ地方で最大規模の畑の面積を誇り、世界中で愛されるシャンパンを造るメゾンの一つ。1,180ヘクタールもの白亜質の豊かな土壌は、50％がグラン・クリュ（特級畑）に格付けされています。シャンパーニュ地方のエペルネに本社を構え、その地下には全長28kmのカーヴがあり、約１億本のリザーブワインが貯蔵されています。

モエ・エ・シャンドンは「成功とエレガンス」の象徴ともされ、国際的な授賞式などの世界中のセレブレーションの場で華やかに振舞われるのをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。 また、シャンパンづくりは、“自然の恵みにより実現できる”という思いから、環境保全への取り組み、自然への負担を最小限に抑えるための研究も行っています。

【モエ・エ・シャンドン】のおすすめシャンパン

ワインなどと違って、シャンパンは手元に届いた時がまさに飲み頃。保存環境や流通の状態にも寄りますが、醸造されてから2年以内に飲むのがおすすめです。

もし、すぐに飲まない時はコルクが乾かないように、なるべく横向きで保管すると良いでしょう。

様々な魅力を味わえる、モエ・エ・シャンドンのおすすめシャンパンを２本紹介します。

１本目は、「モエ アンペリアル」。まさに、モエ・エ・シャンドンを代表するシャンパン。“モエ アンペリアルを飲まずして、シャンパンは語れない”と言うべき王道のシャンパン。
「アンペリアル」は“皇帝”を意味し、ナポレオン1世の生誕100年を記念して誕生しました。ナポレオン１世のごとき「シャンパンの皇帝」をぜひ味わってみてください。

２本目は、「ロゼ アンペリアル」。“エレガント”や“華やか”などの言葉が似合うロマンチックな印象のロゼ アンペリアル。実は食事にとても合うシャンパンで、お祝いのテーブルを食事と一緒にワンランク贅沢に演出してくれる１本です。

・シャンパンの王道！エレガントな味わい【モエ アンペリアル】

“皇帝”ナポレオン１世に由来する、モエ・エ・シャンドンを代表するシャンパン「モエ アンペリアル」。このシャンパンは３種のブドウ「ピノ・ノワール」、「ムニエ」、「シャルドネ」をシャンパーニュ地方の作付面積と同じ割合で配合しています。その味わいは、まさにシャンパンの“真ん中”とも言える味わい。他のシャンパンと飲み比べたときに、味覚のマトリックスの中心になるバランスの取れた味わいです。

熟成期間は24ヶ月で、フレッシュで爽やかな印象の中に、しっかりとエレガントな味わいも感じることのできる絶妙なバランスに仕上げた１本。

様々な料理と相性がよく、前菜からデザートまで合わせることができます。
また、実はシャンパンには人間の５つの味覚“五味（甘味・酸味・塩味・苦味・うま味）”の中で唯一“塩味”がないので、塩味のある料理と合わせるのがおすすめ。和食とのペアリングもおすすめで、天ぷらのなどのサクサクとした食感は、シャンパンの弾ける泡と相性◎。またお寿司やお刺身と合わせるのもおすすめです。

モエ・エ・シャンドン / フランス　　モエ アンペリアル

◆おすすめのシーン : 【誕生日・結婚祝い・お正月】

・テーブルを華やかに彩るシャンパン【ロゼ アンペリアル】

鮮やかなピンクに、輝く泡が大人のムードを漂わせる「ロゼ アンペリアル」。パーティーのスタートなどに華を添えてくれるシャンパンです。こちらも「モエ アンペリアル」同様に「ピノ・ノワール」、「ムニエ」、「シャルドネ」を使用していますが、シャルドネの割合が少なく、ムニエとピノ・ノワールで造られた赤ワインがブレンドされることで、鮮やかなピンクに仕上がっています。
野いちごなどの赤い果実やバラの花、かすかに胡椒の風味を感じることのできる香り。力強い味わいもあり、赤身の肉料理や中華料理などと相性がぴったりです。

モエ・エ・シャンドン / フランス　　ロゼ アンペリアル

◆おすすめのシーン : 【女子会・還暦祝い・クリスマス】

・もっと気軽にシャンパンを楽しみたい！【ミニ ボトル】

毎シーズンパリで開催される、「パリ・コレクション」が発祥と言われている飲み切りサイズのシャンパン。ランウェイを歩くモデルが、バックステージで“気軽にシャンパンを楽しめるように”という想いで誕生したミニボトルは、現代でも気軽にシャンパンを楽しませてくれる存在。

「グラス2杯分」サイズのミニ モエ(200ml)は、ちょっとしたお祝いに“シャンパン”の選択肢を与えてくれます。ホテルやレストランだと、グラスオーダーが難しい「ロゼ アンペリアル」があるのは嬉しいポイント。記念日のお祝いなど、カップルで乾杯するのにおすすめ。また、ワイン好きの人なら、最初の1杯として食事とのペアリングも楽しめるサイズです。

モエ・エ・シャンドン / フランス　　モエ アンペリアル ミニ モエ シャンパン モエ・エ・シャンドン / フランス　　ロゼ アンペリアル ミニ ロゼ シャンパン

伊勢丹のソムリエが語る、シャンパンの魅力とは

フランスを代表する高級ワイン「ロマネ・コンティ」、「シャトー・ラトゥール」と同じように、「特別感」を味わえるのがシャンパンの魅力。さらに、フルートグラスの中でキラキラと煌めき、誰もがときめくような華やかさは、ワインにはないシャンパンの魅力ではないでしょうか。

日本では、結婚式や記念日などの乾杯でシャンパンを口にする人も多いのではないでしょうか。そんな記憶から、「特別なお祝いのシーン」で飲むお酒というイメージをシャンパンに持つ方もいるでしょう。

本場フランスでも、そのイメージは変わりません。普段も、フランスではスパークリングワインの「ヴァンムスー」や「クレマン」を飲むことはありますが、特別な日のお祝いやワンランク上の贅沢となれば、やはり「シャンパン」を選ぶそう。

もう一つ、シャンパンには大きな魅力があります。

生産地や様々な条件を満たした確固たる「シャンパン」というブランドがありながらも、作り手のこだわりや独自性が現れるのが、もう一つのシャンパンの魅力。

「モエ・エ・シャンドン」などのグランメゾンを中心におきながら、それぞれの作り手が目指す味わいを表現し続けているので、様々なシャンパンを飲み比べて、自分好みの1本を探してみるのもおすすめ。

・おすすめのシャンパンの選び方

シャンパン選びに迷ったり、飲みなれていない場合は、＜モエ・エ・シャンドン＞がおすすめ。モエ・エ・シャンドンがつくるシャンパンは、とてもバランスが良く、“王道のシャンパン”と言えるでしょう。
伊勢丹新宿店で販売を担当するソムリエ自身も、お客さまにシャンパンをご案内する時に、味わいの軸として考えるメゾンがモエ・エ・シャンドンです。
王道の味わいを堪能した後は、自分好みの味わいを探してみてください。

乾杯のイメージがあるシャンパンですが、食事と一緒に楽しむのもおすすめ。洋食はもちろん、和食や中華料理など、あらゆるジャンルの料理を引き立ててくれるのもシャンパンの魅力。

そのため、料理との相性からシャンパンを選ぶのも◎。例えば、まだ日本ではあまり馴染みのない"ロゼ"のシャンパンは、中華料理などに合わせたい1本。淡いピンクの色から甘いイメージをしている人も多いのですが、実はロゼのシャンパンの多くは辛口。他にも、お肉や海老、スモークサーモンなどと相性がぴったりです。

華やかな印象もあるので、クリスマスには"ロゼ"。お正月には、おせちにも相性の良い"白"。そのような年末年始も、シャンパンの粋な楽しみ方です。

また、シャンパンのボトルサイズから選ぶという方法もあります。ワイン好きの人には、"食事のスタートはシャンパンで"という人も多いので、ハーフサイズもおすすめです。ハーフサイズのシャンパンで乾杯すれば、その後に、食事に合わせた白ワイン、赤ワインと様々なお酒が楽しめますね。

また、フルボトルのシャンパンでも、一日で飲みきれない場合はシャンパンストッパーなどを使用すれば、翌日も美味しく飲むことが可能です。また、熟成期間が長いタイプのシャンパンなら、少し炭酸が抜けてしまっても3日程度は美味しく飲むことが可能です。

・モエ・エ・シャンドンの魅力とは

モエ・エ・シャンドンは、果実味や熟成感のバランスが良く、「ワインの味わいを辿る旅をする時の最初の１本」とソムリエが語る味わい。自分好みの味わいの1本と出合うために、最初の1本に選びたいシャンパンがモエ・エ・シャンドンです。

また、モエ・エ・シャンドンはシャンパンを世の中に広めた歴史あるメゾンであり、シャンパンの原点とも言えるブランドです。世界中の有名ホテルでも選ばれており、多くの人に親しまれ、愛されています。
醸造家の実力も折り紙付きで、ノンヴィンテージのシャンパンは、極めて味わいにぶれがなく、ソムリエにもロットごとの味わいの変化がわからないほどです。

また、フレッシュで、爽やかな味わいの「モエ アンペリアル」から、とりわけブドウの出来が良かった年にだけ造られる「グラン ヴィンテージ」など、メゾンの中で味わいに幅のあるラインナップを持っているのも魅力の一つです。

・276年を超える歴史と伝統

1743年にワイン商をしていた「クロード・モエ」が創業したモエ社。シャンパンに魅せられたクロード・モエは、ポンパドゥール夫人をはじめとする王侯貴族たちの社交場などから、シャンパンを世の中に広めていきました。その後も、時代を代表する多くの人物に愛され続け、今もシャンパン業界を牽引しています。3代目当主のジャン・レミー・モエと交流のあった皇帝ナポレオン1世は、戦勝祈願ためにモエ家を訪れていたとされています。また、勝利の祝杯もシャンパンであげていたそう。シャンパンに「成功」そして「セレブレーション」のイメージがある所以は、ここにあります。
現代では伝統的な専門技術に加えて、先端技術を取り入れ、品質の高いシャンパンを提供しています。さらに、環境への配慮した取り組みも大切にしており、シャンパーニュ地方における環境保全活動を牽引しています。

・モエ・エ・シャンドンが選ばれる理由

昔から多くの人々を魅了してきたモエ・エ・シャンドン。なぜ、長きに渡りシャンパンの王道として世界各国で選ばれて続けているのでしょうか。

その歴史や伝統は、ブランドのロイヤリティとして現代にも引き継がれています。現代でも多くの著名人に愛され、国際的なセレブレーションの場に華を添えるモエ・エ・シャンドンのシャンパン。そのような華やかなブランドイメージも、多くの人が大切な日にモエ・エ・シャンドンを選ぶ理由でしょう。
もちろん、シャンパン自体のクオリティも選ばれる理由。泡立ちの細かさ、後味の香ばしさなど、グラン・クリュにも格付けされている畑から取れるブドウ本来の良さを引き出した味わいは、「The Champagne」といった印象。バランスの取れた味わいは、食事にも合わせやすく、前菜からデザートまで共に楽しめる一本です。

そして、確固たるブランドイメージの持つ「安心感」があるからこそ、ギフトを贈るシーンで相手にお祝いの気持ちを伝える、贈り物として多くの人に支持されています。
また、自分へのご褒美として「贅沢感」をしっかりと演出してくれ、その味わいに「満足感」を得られるのがモエ・エ・シャンドンの魅力と言えるでしょう。

・ブランドを支える醸造家たちのこだわり

ブランドの長い歴史を支えてきた、醸造家たちの努力やこだわりもモエ・エ・シャンドンを語る上では、決して外せません。ブランドのアイコン「モエ アンペリアル」は、安定した味わいを実現するために、約800種類のベースワインから100種類ほど厳選してブレンドされます。

さらに、どのタイミングで飲んでも同じ味わいを表現するために、季節や気候などに合わせて１年に3回もブレンディングを変えるほど、細かな努力を醸造家たちが続けて醸造されています。そのように醸造されたシャンパンは、ソムリエにも違いがわからないほど繊細に味が再現され、ブランドの「精神」を体現した１本と言えるでしょう。

そんなモエ・エ・シャンドンの“精神と味を守る”醸造チームを率いるのが、ブノワ・ゴエズ氏。2005年に35歳という若さで、醸造最高責任者に着任してから、長きに渡りモエ・エ・シャンドンを支えています。毎年2万種類ものテイスティングを行う、最高の醸造チームが造り出すシャンパンの世界を味わってみてはいかがでしょうか。

醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ氏

知っておきたいシャンパンの豆知識と開け方

結婚式などの特別なお祝いのシーンで、飲まれることの多いシャンパン。多くの人に「特別感」や「幸福感」を与えてくれるシャンパンは、プレゼントにぴったりのアイテムです。でも、「シャンパン」とはどんなお酒なの？スパークリングワインとの違いは？疑問に思うこともあるのではないでしょうか？ここでは、シャンパンの豆知識や開け方を少しご紹介します。

・【シャンパン】と【スパークリングワイン】の違いは？

実は、「シャンパン」というのは「スパークリングワイン」の中の一つの種類。「スパークリングワイン」の中でフランスのシャンパーニュ地方で醸造され、さらにフランスのワインの法律(AOC法)の条件を満たしたものだけが「シャンパン」と名乗ることができます。

シャンパンと名乗るための条件には、地域や品種、醸造方法などがあり、この条件から外れてしまうものは、シャンパーニュ地方で造られていても、シャンパンと呼ぶことはできません。このようにして、シャンパンは品質や価値を保っています。

シャンパンの以外のスパークリングワインでは、フランスの「ヴァンムスー」や「クレマン」、イタリアの「スプマンテ」、スペインの「カヴァ」などが有名で、それぞれ特徴や魅力がありますね。

・シャンパンの味わいを決める、”ドザージュ”とは？

「ドザージュ」という言葉を初めて聞く人も多いのでは？しかし、シャンパンにとって「ドサージュ」は、とても重要な役割を果たしています。シャンパンを飲み比べたりする時の参考にもなるはずです。

シャンパン造りでは、澱(おり)を取り除く工程で、ボトルの中の液体も少し減ってしまいます。この減った分をワインに糖分を加えた「リキュール」で補います。このリキュールを加える工程が「ドザージュ」です。ドザージュの後はコルクで栓をしてしまうため、造り手がシャンパンに手を加えられる最後の工程でもあります。

そのため、シャンパンの造り手が目指す味わいをリキュールの量や、リキュールに使用するワインなどにこだわることで調整し、表現していきます。ドザージュに使われるリキュールは「門出のリキュール」とも呼ばれ、まさにシャンパンの味わいの仕上げを意味しています。

・シャンパンの開け方

シャンパンの上手な開け方を5つのステップで紹介します。
初めて開ける方や、少し不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

STEP１ 【冷やす】
開ける前にしっかりと冷やしておくことがポイント！ 冷えていないと、コルクを抜いた時に吹きこぼれてしまう可能性が高いので、しっかり冷やしましょう。

STEP2 【栓を包んでいるホイルやシールをはがす】
メーカーによっては、点線やタブなどが付いている場合もあるので、そちらに合わせてはがすようにすると見た目も綺麗にできます。

STEP3 【コルクの留め金を緩める】
ボトルの首をしっかりと握り、親指でコルクを押さえながら、留め金を緩めましょう。
コルクが飛ばないように注意して、留め金を外してください。

STEP4 【コルクを抜く】
しっかりとコルクを握ったら、もう一方の手でボトルの底を持ち、ゆっくりと回しながらコルクを緩めます。この時、ボトル側を回すようにしましょう！ガス圧で自然とコルクが上がって来るので、しっかりと抑えながらゆっくりとコルクを抜きましょう。コルクを少し傾けながら開けると、ガスがプシューと隙間からゆっくりと抜けてくれます。
※吹きこぼれた時や栓が飛んでしまった時の危険防止のためにコルク部分をナプキンで覆っておくと良いでしょう。

STEP5 【グラスに注ぐ】 コルクが抜けたら、ゆっくりとグラスに注いでいきましょう。勢いよく注いでしまうとグラスから吹きこぼれてしまうので注意してください。
レディーファーストで注ぐのも、大事なポイントです。

※インタビュー協力
伊勢丹新宿店　グランドカーヴ（洋酒ワイン）
ソムリエ　青野さん、萩原さん、山崎さん

　　

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