すっぱいだけじゃない!
果汁溢れる唯一無二の柑橘「じゃばら」を味わうジュースをギフトで贈ろう。

柚子のようだけど柚子ではない。スダチのようだけれど、どこか違う。柑橘の中でも果汁率が高く、程よい酸味とじゅわっと溢れ出る香り豊かな果汁が魅力の「じゃばら」は、和歌山県北山村が原産地とされる、世界でもこの地域にしか自生していなかった珍しい柑橘です。
ムードマークでは、この唯一無二の柑橘「じゃばら」の美味しさが伝わるギフトセットの販売をスタートしました。
今回ムードマークでは、じゃばらの故郷、和歌山県北山村でじゃばら事業を展開する「じゃばらいず北山」で、じゃばらの効能や、美味しい食べ方、全国でじゃばらが知られるようになるまでの紆余曲折のストーリーを伺ってきました。
じゃばらをギフトで贈るなら!
今回ムードマークで販売するじゃばらギフトはこちら
<じゃばらいず北山 / JABARISEKITAYAMA>村外不出「じゃばら」ドリンクセット
ゆずでもない、かぼすでもない紀州のへんなみかん”じゃばら”(邪払)ドリンクをご紹介!和歌山県北山村に自生する希少な柑橘で、まろやかな風味と独特の苦みが魅力です。
元祖じゃばらドリンクは、果汁とグラニュー糖だけで作られたシンプルで贅沢な一品。ほどよい酸味とスッキリとした甘みが絶妙に絡み合い、30年以上愛され続けています。
このギフトセットは、大切な人への特別な贈り物にぴったり。


<じゃばらいず北山 / JABARISEKITAYAMA>希少柑橘「じゃばら」ドリンクセット
紀州の珍しい柑橘、じゃばら(邪払)ドリンクをご紹介!和歌山県北山村に自生する希少な果物で、まろやかな風味と独特の苦みが楽しめます。元祖じゃばらドリンクは、果汁とグラニュー糖だけで作られたシンプルな美味しさ。30年以上愛されているロングセラーです。さらに、酸味や苦みを抑えた優しい口当たりの「じゃばらまる」も加わった、人気のじゃばらドリンクセット。大切な人へのギフトにぴったり!爽やかなひとときをお届けします。


<じゃばらいず北山 / JABARISEKITAYAMA>【北山村じゃばら×平井の里ゆず】ドリンクセット
紀州の珍しい柑橘、じゃばら(邪払)ドリンクをご紹介!和歌山県北山村に自生する希少な果物で、まろやかな風味と独特の苦みが魅力です。元祖じゃばらドリンクは、果汁とグラニュー糖だけで作られたシンプルな美味しさ。30年以上愛され続けるロングセラーです。
さらに、地元熊野の「やまのはちみつ」と柚子果汁を使った「はちみつ柚香ちゃん」は、爽やかさとまろやかさが絶妙に調和した一品。人気の和歌山ドリンクセットは、大切な人への贈り物にもぴったり!


<じゃばらいず北山 / JABARISEKITAYAMA>わかやま贅沢ドリンクセット
紀州の珍しい柑橘、じゃばら(邪払)をご紹介!和歌山県北山村に自生する希少な果物で、まろやかな風味と独特の苦みが魅力です。元祖じゃばらドリンクは、果汁とグラニュー糖だけで作られたシンプルな美味しさで、30年以上愛され続けるロングセラー。
さらに、和歌山で人気の温州みかんを使用した濃厚な100%ストレートジュース「きわみみかん」と、手作業で仕上げた「あらかわのももドリンク」の詰合せが楽しめる和歌山満喫ドリンクセット。大切な人への贈り物や特別なひとときにぴったりの一品です!


じゃばらの故郷・和歌山県北山村とは
じゃばらは日本唯一の飛び地村・和歌山県北山村で古くから自生していた柑橘です。江戸時代からこの地域に分布していた柚子や九年母(くねんぼ)、紀州みかんなどの自然交配種で世界でもこの地域にしか自生していない珍しい柑橘です。
もう一つユニークなのは、じゃばらの故郷・和歌山県北山村は、日本唯一の飛び地村だということ。北山村は和歌山県ではあるものの、和歌山県の他の市町村とは隣接しておらず、奈良県と三重県の間に挟まれた熊野川沿いの土地です。
どうしてこんな不思議な場所に飛び地が出来たのか尋ねてみると、もともと北山村は林業が盛んな土地で、古くから木材で筏を汲んで熊野川の流れに乗って、川下にある和歌山県新宮まで木材を運ぶ仕事を生業とする人が多い地域でしたので、新宮市とは切っても切れない関係で成り立っていたのです。明治時代に廃藩置県が実施され、新宮が和歌山県に編入された際、地理的に言えば北山は奈良県に属するところを「新宮が和歌山県に入ったのならぜひ私たちも」との村民の意見を聞き入れ、現在のような飛び地村になったという歴史があります。
実際に、和歌山県から三重県、奈良県を経由して北山村に向かう道は、熊野川沿いを走ることが多く、実際にこの熊野川で人々の暮らしが繋がっていたんだなと実感する景色でした。
現在でも北山村では、筏下りが夏の人気アクティビティとして多くの観光客に楽しまれています。


唯一無二の果実「じゃばら」の由来とは
じゃばらという名前は、漢字で書くと「邪払」となります。この名前は、邪気を払うほどに酸っぱいことから名づけられたとか。柚子よりも果汁が多く、種もほとんどないことから、地元ではお正月の料理やさんま寿司のすし飯やさんまの酢締めにと、縁起物として重宝されてきました。
近年は、じゃばらの皮や果汁に含まれる成分が花粉症の症状改善にも役立つということで、注目される柑橘です。

じゃばらの効能をデータで見る
じゃばらの効能は、データでも実証されています。花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支炎などの症状を緩和する効果があると言われているナリルチンの含量が、他の柑橘類と比較して豊富なんです。少し苦みのある成分ですが、ぜひ一度お試しを。
もともと、北山村の職員が、毎年大量にじゃばらを購入してくださるお客さまが「子どもの花粉症の症状が改善されるから」と言っていた言葉を思い出し、検査機関で成分調査を行った結果、データでもじゃばらの効能が立証されることとなりました。
なので、じゃばらを使ったアイテムは、花粉症に悩まされている方へのギフトにもおすすめなんです。特に、じゃばらの果皮には果肉よりもナリルチンが多く含まれていることにも注目です。

じゃばらの美味しさの秘密

じゃばらは、柑橘の中でも果汁の搾汁量が多く、水分量の多い瑞々しい果肉が魅力。
ライムのようなハーバルな香りに、柚子のような酸味が重なります。レモンほどシャープな酸味ではないため、ジュースに加工すると、子どもから大人まで飲みやすい爽やかな味わいになるのも特徴。暑い夏や風呂上り、スポーツの後にもゴクゴク飲めるさっぱりとした風味が印象的です。
また、ポン酢などの調味料として加工しても、食材そのものの味を引き立ててくれる、優しい酸味が広がります。
じゃばらの美味しい楽しみ方
じゃばらは、柑橘の中でも果汁が豊富な果物なので、ジュースやポン酢、ジャムなどに加工しても美味しい食材。25年の1月からは、カゴメの野菜生活でも「和歌山じゃばらミックス」が販売中で、カゴメにじゃばら果汁を卸しているのが、じゃばらいず北山です。
じゃばらいず北山で人気のじゃばらアイテムは30年以上愛されているじゃばら「10%ドリンク」や「じゃばらウォーター」、「じゃばらまる」などのドリンク類。
じゃばらのドリンクは、和歌山県内の道の駅やコンビニでも販売されており、まろやかな酸味で人気を集めています。
ジュースやジャム、ポン酢などの加工品として味わっても美味しいじゃばらですが、地元の人に生のじゃばらの美味しい食べ方を聞いてみると「レモン鍋のレモンの変わりに、じゃばらの輪切りを並べて豚肉と大根と鍋にすると美味しい」と教えてくださいました。
白だしの中に、ピーラーで剥いた大根と豚しゃぶ用のお肉を入れて、煮立ったら上に輪切りのじゃばらを入れてひと煮立ちさせたら完成です。大人の方は、黒胡椒を入れて食べるのがポイント!じゃばらは、加熱しても苦みが出にくい柑橘なので、さっぱりとした風味が広がる簡単レシピもぜひお試しあれ。
村とじゃばらは運命共同体!紆余曲折の末に生まれたじゃばらいず北山とは

今でこそ、道の駅やコンビニなどで目にする機会の多くなったじゃばらですが、北山村でじゃばらを使った事業に着手しはじめた約40年前からテレビ放映をきっかけにじゃばらがブレイクする2002年頃までは、なかなか事業が軌道に乗らず、あと2年赤字が続いたらじゃばら事業からは完全撤退すると北山村議会で決定するような状況だったと言います。
「良くも悪くも、北山村はじゃばらと一心同体なんです。じゃばらいず北山は、北山村が100%出資して作った会社ですし、代表を務めているのも、役場時代からじゃばらを担当していた者です。もともと筏を使って木材を運ぶ事業がメインだった北山村ですが、1970年代にダムが出来たり、筏を作って木材を川から運ぶ必要がなくなった時期から、村の次の産業として育てようと村一丸となって、じゃばらを大切に育ててきた経緯があります」とじゃばらいず北山の鈴木貴博さん。
北山村の周辺各地にあるじゃばらの農園では、国内約200トンのじゃばら生産量のうち、約110トンを生産。収穫時期となる秋には、地元の小学生たちも収穫を手伝ったりと、まさに村全体でじゃばら事業を支えています。
収穫直前のじゃばら農園へ|農薬不検出へのこだわり

ムードマークが北山村を訪ねたのは、24年11月中旬のこと。ちょうど明日からじゃばらの収穫がはじまるというタイミングでした。
じゃばらの木に鈴なりになった果実を前に、農園を管理されている宇城公揮さんにもお話を伺いました。
今も現役の筏師としても活躍する宇城さんは、5月から9月までの期間は、朝7時から10時までは農園の管理。10時から夕方までは筏師として働いているといいます。筏シーズン以外は、農園の管理をして過ごす時間が長いとのこと。

「うちの農園では、7月以降は減農薬で対応しています。11月以降の収穫時に計測しても、農薬が検出されないよう、減農薬を徹底しています。減農薬かつ除草剤を使わず運営している農園なので、じゃばらの周りにも、野草が自生していて、その野草を食べに鹿やうさぎなど野生の生き物たちが農園にやってくることもあるんです」と宇城さん。
もともとじゃばらは柚子に近い柑橘なので、虫がつきにくい種でもあるため、減農薬でも十分に対応できるとのこと。

農園→加工場→出荷まで、北山村の中で完結する「じゃばら」

じゃばらいず北山では、じゃばら組合に入っている農家さんからじゃばらの果実を仕入れています。仕入れた果実は、工場内で洗浄→搾汁→加工を行って商品化しています。
2023年秋に新工場が完成し、じゃばらいず北山内で瓶製品だけでなく、ペットボトルの製品も加工→充填できるように。
また、じゃばらいず北山の中に新規商品開発チームがあるため、じゃばら果皮をふんだんに使ったポン酢「熟成 噂のどろぽん」など、新商品が次々と開発されています。
「23年秋に北山村に新工場ができるタイミングで、新宮市に事務所があった商品開発や営業チームも北山村勤務に変わりました。結果として、社内のコミュニケーションが取りやすくなり、商品開発の時にもみんなで意見を出しあって決めています」と鈴木さん。
北山村にはじゃばらを美味しく各地に届けるための機能がぎゅっと詰まっているのです。
Photo / Ayumi Yamamoto