藤井 英一さん
(フジイ・エイイチ)
Q. あなたがデニムに恋した瞬間は?
A.「海×デニム」が憧れの風景だった
僕は瀬戸内生まれの瀬戸内育ち。子どもの頃から海に行くなら「ジーンズにTシャツ」が当たり前。デニムって汚れるのを厭わない、むしろ汚れたほうが格好いいものだから、そのまんま海に入ってたよ。そして、浜辺の恋人たちがジーンズ姿で語り合うのを憧れの気持ちで眺めてた。
Q. あなたにとってデニムとは?
A.It’s my life.
サラリーマンをやっていた25歳のとき、ある日突然腹をくくった。「天地がひっくり返ろうと、デニムをつくって生きていく」と。以来、30年近くデニムとともに生きている。僕の人生の「基軸」だと思う。
Q. 「最高のデニム」とは?
A.経年変化したデニム
好きなデニムって、そればっかり履いてしまうよね。そして、長いこと履いていると、やがて身体に馴染んで変化してくる。穴が開いたり、ヒゲができたり、ほつれたり。そうやって年月を経て変化したものが、何と言ってもいちばんいい。これはいいなってデニムを見かけると、思わず“WOW!”って声をあげてしまう(笑)。
message
デニムを履き慣れていない方は、「カタイもの」「なんかキツイ」というイメージがあるかもしれません。でも、そこを通り越すと、自分の味に変わる瞬間があるんです。どうかそこまで履いてみてください。デニムのイメージは、明るくて元気! そんな気分にふさわしい、軽くて履きやすいもの、気楽で疲れないものから楽しむのがいいと思います。