ハンドバッグ




新しいうちからクリームを塗ることで、革に栄養とツヤを与え、薄い保護膜で汚れや傷を防止。次に使用する時のお手入れも簡単になります。突然の雨に備えて防水スプレーも必ずしておきましょう。

日ごろからお手入れを心がけましょう。
①ホコリを取る
②汚れや古いクリームを落とす
③保革・発色・ツヤを与える
④水・油の汚れを防ぐ

休ませることが長持ちのコツです。いくつかのバックを使いわけましょう。

雨などで濡れてしまった場合は、乾いた布でたたくようにして水分を吸い取ったあと、陰干しをしてください。濡れたままにしておくと、雨シミ、色落ち、型くずれ、カビ発生の原因となります。

皮革以外の素材(キャンバス・ナイロン・天然素材など)も防水スプレーを使用することで、ある程度汚れを防ぐことができます。ただし、防水スプレーもまれにシミになることもありますので、まず目立たない箇所でお試しください。

ホコリを取る | 汚れや 古いクリームを落とす |
保革・発色・ ツヤを与える |
水・油の 汚れを防ぐ |
|
一般革(ツヤ革) ・高級品(アニリン革)は専用品が必要。 |
布・ブラシ | クリーナー | クリーム | 防水スプレー |
起毛革(スエード・ベロア・ヌバック) ・毛足にホコリが入りやすく、雨に弱い。 |
起毛専用ブラシ | 部分的汚れ: クリーナー (消しゴムタイプ・生ゴムタイプ) 全体的汚れ: 専用クリーナー |
専用カラースプレー・ スエードリキッド |
防水スプレー |
エナメル(合成樹脂加工) ・ツヤがなくなり、くもりやすい |
布 | エナメル専用 クリーム |
エナメル専用 (ローション タイプ) |
× |
※基本的なお手入れ方法は表の通りですが、革の種類よってはクリーム等が使えないものもありますので、
詳しくは係員までおたずねください。



表革は柔らかい布でから拭きし、起毛素材は専用のブラシでブラッシングし、汚れやほこりを落としましょう。

新聞紙などをまるめて白い紙に包み、中に入れて形を整え、風通しのよいところに置いてください。

湿気はカビやしみの原因。風通しの良い、低温で日のあたらない場所を選びます。

シーズンを越して長期間保管する場合は、定期的に出して風に当ててから乾いた布で拭いてください。乾燥剤や防カビ剤も効果的です。

現在の皮革染色技術では色落ちを完全に防ぐことはできません。どんな革であっても色落ちの可能性があります。また、キャンバスや天然素材など、皮革以外の素材もほとんどのものが染料・顔料で着色されており、色落ちの可能性があります。特に色落ちの原因となるのは、①水濡れ・湿気②摩擦です。特に色落ちしやすい仕上げのものは、淡色の洋服を避けていただくなどの注意が必要です。
