ワインは結婚祝いにぴったりなお祝い感にあふれたアイテム。しかし、あまりにも豊富な種類が存在することから、なかなか自分で「これだ!」という一本を見つけるのは難しいアイテムでもあります。今回は結婚祝いで喜ばれやすいワインの選び方や、おすすめをご紹介します。
目次
結婚祝いにはワインを贈って、しっかりとお祝いを
お酒が好きな相手の結婚祝いには、ワインを贈ってみてはいかがでしょうか?
ワインは上品な雰囲気があることから、縁起の良いお酒全般の中でも、結婚祝いに選ばれやすいアイテム。特に、シャンパンなどのスパークリングワインは、見た目の華やかさから根強く人気です。
素敵なワインを贈れば、受け取った相手も「しっかりお祝いしてもらった」と、きっと嬉しい気持ちになってくれるでしょう。
喜ばれやすいワインを選ぶコツは、「飲みやすさ」を意識すること。相手の好みをリサーチして、「美味しい!」と喜んでもらえる一本を探しましょう。
結婚祝いのワインの選び方
とはいえ、ワインは種類が多く、どれが良いのか迷ってしまいがちなプレゼント。「飲みやすさ」が大切だとわかっていても、なかなか理想の一本にはたどり着けないものです。
スムーズに選べるように、まずは結婚祝いのワインの選び方をご紹介します。
最初に予算を設定する
まず行うべきは、贈る相手との関係性に応じて予算を決めること。ワインには安くても美味しいものもたくさんありますが、結婚祝いに贈るのであれば、相場を守ることも大切です。
結婚祝いでは、友人相手なら5,000円ほどが相場とされています。先輩や上司など、失礼があっては困る目上の方に贈るのであれば、10,000円前後のような高額なワインにしておくと安心です。
「何色」のワインが良いか選ぶ
予算の次に大切なのが、ワインの色を選ぶこと。ワインの色は赤・白・ロゼの3種類に分類でき、この色によって香りも味も全く異なります。それぞれがほとんど別のお酒、と言っても過言ではないほどです。
白ワインが大好きな方でも、赤ワインやロゼは嗜まない、というケースも珍しくありません。事前にどの色のワインが好きなのか、できるだけ調べておきましょう。
どうしても好みがわからない場合は、白やロゼが飲みやすいためおすすめです。また、好きな料理の雰囲気に合わせるのも良いでしょう。
ガッツリとした肉系の料理を好む方には力負けしないような赤ワインを、繊細な魚料理が好きな方にはじっくり楽しめる白を、と想像しながら選んでみてくださいね。
なお、特に白やロゼを選ぶ場合には、スパークリングタイプを選択するのも◎。グラスの中でシュワシュワと泡立つため、いかにも特別なお祝い事感があり、喜ばれやすいです。
最後は相手の好みを思い浮かべながら吟味する
予算と色、スパークリングにするかどうかを選べたなら、実際にどの一本にするか吟味していきましょう。
料理との相性を重視した風味の強いものが良いのか、それともおつまみと一緒に楽しむような穏やかなものが良いのか。普段、相手がお酒をどのようにして楽しんでいるか、思い返しながら探すと選びやすいです。
もし相手にお気に入りのワインがあるなら、同じ原産国で探してみるのも◎。ワインは原産国ごとに風味のクセが異なりますので、同じ国を選ぶと口に合う可能性も高まります。
「これだ!」というものが選べるまで、しっかり吟味してみてくださいね。
結婚祝いはマナーも大切な贈り物
結婚祝いはフォーマルな贈り物。相手に喜んでもらうためには、m良いワインを選ぶだけでなく、マナーを守ることも求められます。
特に、「渡すタイミング」と「のし紙」に気をつけましょう。
渡すタイミングは式を挙げるかどうかで判断する
結婚祝いは渡すタイミングも大切なポイントです。タイミングを間違えてしまっては、せっかくの選び抜いたワインも存分に喜んでもらえないかもしれません。
渡すタイミングは、結婚式を挙げる場合には式の1ヶ月~2ヶ月前が◎。遅くとも、10日前には渡せると安心です。なお式当日は、新郎新婦は忙しい上に、荷物にもなってしまうため良くありません。
式を挙げない場合は、結婚の報告を受けた後、なるべく早い時期に渡しましょう。
贈る際にはのし紙を忘れずにかけて
のし紙を忘れずにかけることも、結婚祝いでは重要なポイント。「紅白ま結び」ののし紙をかけ、表書きに「御結婚祝」「壽」などと書き記して渡すのが、正当な手順です。
また、「気心の知れた仲だし、あらたまってのし紙をかけるのも……」と悩む方も多いですが、きちんとかけておくことをおすすめします。
万が一、礼儀を知らないと思われてしまっては悲しいですし、かけることで「締めるべきところは締める人」と、あらためて評価してもらえるかもしれません。
それでは、いよいよワインを見ていきましょう。「友人」「職場の先輩・上司」「親戚」と相手別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
友人に贈りたいコストパフォーマンスの高いワイン
友人には、価格よりも味にこだわったコストパフォーマンスの高いワインを。「美味しい!」と思ってもらえそうな、味に自信のあるワインを探しましょう。
なお、相場より大幅に安価なワインを贈る場合は、ちょっとしたおつまみも一緒に渡すと良いでしょう。
【ドンナフガータ /イタリア】アンゲリ
まずご紹介するのは、イタリア・シチリア州の赤ワイン「アンゲリ」。人気の品種「カベルネソーヴィニヨン」と「メルロー」がブレンドされています。
フルーティーな香りと、カカオやスパイスを思わせる香りが上品に混ざり合い、洗練された印象を受けます。舌触りは滑らかな一方で、フルボディ特有の味わいの深さも感じる、バランスの良い一本です。
肉料理ともチーズのような定番おつまみとも相性が良く、好きな形で満喫してもらいやすい仕上がり。普段から赤ワインを嗜む友人に、自分好みの味わい方で楽しんでもらえるでしょう。
【マルケージ・ディ・バローロ / イタリア】ブリック アメール ランゲ ネッビオーロ
イタリアワインの王様「バローロ」のワイナリー『マルケージ・ディ・バローロ』が手がける赤ワインです。名門ワイナリーの味がこの価格で手に入る、コスパ◎の一本。
高級ワインに採用されることの多い「ネッビオーロ」に「バルベーラ」を加えて、飲みやすい味わいを実現しています。果実味をしっかり感じられるため、フルーティーな赤ワインが好きな友達にぴったりです。
また、ミディアムボディなのでクセが強すぎずないのもポイント。赤ワイン好きはもちろん、普段はあまり赤ワインを嗜まない方にまで美味しく飲んでもらえるかもしれません。
【マルケージ・ディ・バローロ / イタリア】ブリック アメール ランゲ ネッビオーロ
【フルール・ド・プレリエ / フランス】コート・ド・プロヴァンス ロゼ
「渡す際の印象にもこだわりたい」という方には、こちらのロゼを。
なだらかなボトルのフォルムが美しく、一目見て上品な印象を受けるロゼワインです。薄っすらとボトルに浮かび上がる花柄が、センスの良さを引き立てています。
オレンジがかった色合いが綺麗で、人数分のグラスに注げば、あっという間にテーブルの上も華やかに。ベリーのような爽やかな香りで、ロゼの長所である「飲みやすさ」にも優れています。
料理と味わうのも良いですが、特別な日の食前酒として楽しむのも◎。色々な形で自由に喜んでもらえそうな、親しい友達ならではの結婚祝いとしていかがでしょうか。
【フルール・ド・プレリエ / フランス】コート・ド・プロヴァンス ロゼ
職場の先輩・上司に贈りたい高級感のあるワイン
先輩や上司には、失礼の無いように高級感のあるワインを贈りましょう。
価格帯ももちろん大切ですが、エチケットやボトル全体から受ける印象にも気を配れると安心です。
【マルケージ・ディ・バローロ / イタリア】バローロ デル コムーネ ディ バローロ
赤ワインの王様「バローロ」。イタリア発、世界を代表する有名銘柄です。赤ワイン好きの上司、先輩ならきっと聞いたことがあるはず。
赤黒く重厚さを感じさせる色合いで、いかにも「良い赤ワイン」をイメージさせる仕上がり。ラグジュアリーな香りとあわさり、期待感を存分に高めてくれます。
フルボディならではの重みのある味わいで、ソースやスパイスの風味が強い肉料理にも◎。赤ワイン好きの期待を裏切らないであろう、エレガントな一本です。
木箱に入っているため、開ける前からしっかりとしたプレゼントな印象を受けるのも嬉しいポイント。まさに上司、先輩への結婚祝いにぴったりなワインといえるでしょう。
【マルケージ・ディ・バローロ / イタリア】バローロ デル コムーネ ディ バローロ
【ドンナフガータ / イタリア】ミレ エ ウナ ノッテ
こちらもイタリアの赤ワイン「ミレ エ ウナ ノッテ」。「スーパーシチリアーナ」として注目されている、シチリアを代表するワイナリー『ドンナフガータ』の高級赤ワインです。
芳醇さを感じる風味と長く続く余韻が印象的で、一口含むと洗練された美味しさに思わず唸りそうになります。目を閉じ、イタリア・シチリアを思い浮かべながらじっくりと楽しみたくなる、落ち着きのある大人の赤ワイン。
肉・魚を問わず、煮込み料理などの味が強い料理との相性も抜群。お互いを引き立てあい、ワンランク上のディナーを演出してくれるでしょう。
このワインを結婚祝いとして贈れば、後日、「良い赤ワインを知っているね!」と、上司や先輩から感心してもらえるかもしれませんね。
【ルイナール / フランス】ハーフボトル ルイナール ブラン ド ブラン シャンパン
世界最古ともいわれる『ルイナール』のハーフボトルシャンパン。「やはり結婚祝いにはシャンパンを!」という方も多いのではないでしょうか。
シャルドネを100%使用した重く濃厚な味わいで、「これぞシャンパン」と唸らせる仕上がり。様々なワインを嗜んできた、上司や先輩も笑顔になってくれそうな一本です。
辛口なためおつまみや料理ともよく合うので、夫婦で特別なディナーを楽しむ日に、きっと満喫してもらいたいシャンパン。見た目にも高級感があり、素敵な結婚祝いになる1本です。
【ルイナール / フランス】ハーフボトル ルイナール ブラン ド ブラン シャンパン
【モエ・エ・シャンドン / フランス】モエ アンペリアル
シャンパンの中でも、長い歴史を持つ「モエ アンペリアル」。
名前のアンペリアルとは「皇帝」の意。皇帝ナポレオンの生誕100周年である1869年に、アンペリアルと名付けられて登場した、特別なワインです。
芳醇な味わいで、バランスの取れたしなやかさも感じます。おつまみや料理とだけでなく、デザートと合わせても美味しく味わえるでしょう。様々なシチュエーションで楽しめる、活躍機会の多いシャンパンです。
【ドゥーツ / フランス】ロゼ ブリュット
「飲みやすく、お祝い感の強いワインを」という方におすすめなのが、こちらのロゼ・シャンパン。ピンクを基調にしたボックスに入っており、開ける前から上質なプレゼントという印象です。
比較的辛口で食事にも合わせやすく、三ツ星レストランでも提供されているワインです。ボリューミーな味わいともあわさり、普段は赤しか飲まない方にも楽しんでもらえそうな仕上がり。
ロゼ特有のピンクがかった色合いで、グラスに注ぐと気分もワクワクしてきます。
「ロゼはあまり飲んだことがない」という方にこそ試していただきたい、ロゼに対する価値観を変えられるかもしれない一本です。
親戚に贈りたい味わいにとことんこだわったワイン
親戚には、見た目よりも味にこだわり抜いたワインを贈りましょう。生産方法やブドウ品種などに注目し、美味しいワインを吟味してくださいね。
渡す際には、「実はこのワインは……」とこだわりポイントを伝えられると◎。
【ドンナフガータ / DONNAFUGATA】タンクレディ
『ドンナフガータ / DONNAFUGATA』から数々の受賞歴を誇るワイナリーの代表銘柄である「タンクレディ」。イタリアのシチリア州で生産されているワインです。
深みのあるルビーレッドの色調で、ブルーベリーや桑の実、甘草、タバコなどの複雑な香りが特徴的。ゆったりと深く椅子に腰かけて、目をつむって香りを楽しみたくなるような、そんな魅力にあふれています。
香りだけでなく味わいの余韻も深く、グルメな親戚にも満足してもらえそうな一本。
【ドメーヌ カリヨン / フランス】シャブリ プルミエクリュ モンマン
白ワイン好きの親戚には、こちらの有名な白ワイン「シャブリ」を。シャブリは、辛口で美味しい白ワインを代表する存在として知られています。
やわらかな口当たりから、風味がフワッと広がる様は圧巻です。ミネラル、レモン、ピーチと様々な味わいを感じられる複雑な味わいに、病みつきになる方も多いとか。
栓を覆う、斜めに切られた緑色のコーティングもおしゃれで、見た目の印象も◎。結婚祝いにふさわしい、ゴージャスな一本です。
【ドメーヌ カリヨン / フランス】シャブリ プルミエクリュ モンマン
【ルイ・ロデレール / フランス】ブリュット・プルミエ
「お酒に詳しい親戚を、唸らせるほどのワインを贈りたい」そんな方の心強い味方となってくれるのが、こちらのシャンパン。
「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2020」で1位に輝いたシャンパーニュメゾン『ルイ・ロデレール』が手がける、特別な一本です。
繊細でまろやかな口当たりでありながら、ラグジュアリーな印象も受ける贅沢な味わい。ほのかにアーモンドのような香りが漂い、ゆっくりと舌の上で転がしながら、時間をかけて楽しみたくなります。
夫婦そろって穏やかに楽しめる、上質なワインとして贈ってみてはいかがでしょうか。
結婚祝いにワインを選んで、盛大にお祝いしよう
結婚祝いでワインを選ぶ際には、相手にとっての「飲みやすさ」が大切。予算を決め、色についてリサーチしたあと、味わいにこだわった一本を選びましょう。
MOO:D MARKでは、赤・白・ロゼ問わず味わいにこだわったワインを多数取り揃えています。ご紹介したおすすめワインとあわせて、そちらもチェックしてみてくださいね。