今年もお世話になった実家の両親へ、お歳暮を贈りたい。離れて住んでいる場合、帰省して手渡ししたいところですが、今年はそうもいかない方が多いでしょう。この記事では、お歳暮のマナーやおすすめの商品紹介、離れた所に住んでいる方への送り方についてもご紹介します。
目次
実家・義理の実家へのお歳暮って贈るもの?
お歳暮は日頃お世話になっている方に贈るギフトですが、同じようにお世話になった自分の実家の両親や夫の両親にも贈った方が良いのでしょうか。結婚したら義理の実家だけには贈るものか、妻としては悩むところですよね。
実家・義理の実家にはお歳暮を贈ったほうが良いの?
そもそも、お歳暮の起源とされるのは諸説ありますが、その一つが江戸時代の習慣です。
江戸時代、武士の間にある組合組織に所属している武士が組頭へ、また商人の間でも一年間お世話になったお礼に品物を持参して、挨拶まわりをする習慣がありました。これが「上下関係の間でのやりとり」として、広まっていきました。
現代では、お歳暮の習慣はカジュアルなものになり、「お世話になった感謝の気持ち」として贈るものに変化してきています。贈る相手も、会社の上司や離れて暮らす実家の両親や義理の両親、親戚や恩師などが一般的です。
お歳暮を贈る相手に関しては、決まりはありません。これは、お中元やお年賀に関しても同様です。
お歳暮などは、お世話になったと感じた相手に感謝の気持ちを込めて贈るもの。日頃、実家の両親にお世話になっているのであれば、お礼として真心を込めたお歳暮を贈りましょう。
実家にお歳暮を贈る時のマナーを知っておこう
お歳暮を贈る際のマナーを知って正しく贈ることで、感謝の気持ちをしっかり伝えることに繋がります。また、義理の両親へ贈る場合は、マナーを知っておくことで今後のお付き合いもスムーズにいくでしょう。
お歳暮を贈るのに適した時期
お歳暮を贈る時期は、本来は「事始め」と言われる12月13日から20日に贈るものでした。それが現在では、12月初旬から12月20日頃が一般的とされるようになってきました。
年末は大掃除や新年を迎える準備などで忙しくしている方が多いため、遅くても25日頃までには贈るようすると良いでしょう。
また、お歳暮を贈る時期は、地方によって異なります。関東地方は12月1日から20日頃、関西や東北地方は12月10日から20日頃の時期が一般的と考えられています。
お歳暮の相場はいくら?
お歳暮の予算は、相手との関係性によりますが、両親や親戚へは3,000円~5,000円が相場です。あまり高額なものを贈ると、かえって相手に気を遣わせてしまうため注意が必要です。
お歳暮を贈る時のポイント
お歳暮には、のし紙をかけて結び目の上に「御歳暮」、結び目の下に自分の名前を書きます。のし紙は、何度繰り返しても良いお祝い事に使う「紅白の蝶結び」のものを使用しましょう。
お歳暮を贈る時は、相手先に伺って手渡しするのがベストです。持参して手渡す場合は、袋や風呂敷から品物を出し、一旦自分の正面に向けて表書きなどを確認し、次に相手の方に表書きが読める方向に持ち替えて差し出します。
紙袋は折り畳み、持ち帰るのがマナーですが、親しい間柄の場合であれば処分をお願いしても良いでしょう。
このように、お歳暮は直接手渡すのが望ましいのですが、相手が遠方に住んでいる場合などは配送しても問題ありません。この場合は挨拶状を同封するのを忘れないようにしましょう。
また、品物が届く頃に別途、書状を出すのがマナーですが、両親へ贈る時は電話で伝えても差し支えありません。
ソーシャルギフトで贈る
最近、贈り物をする人に人気が出てきているのが「ソーシャルギフト」です。ソーシャルギフトとは、メールやSNSのメッセージなどを通じてギフトを贈るサービス。
ソーシャルギフトは、贈る相手に「受取URL」を送ると、受け取った相手が住所と希望の受け取り日時を入力してギフトを受け取る仕組みです。
そのため、SNSだけで繋がっている相手や、会社でお世話になっている人に、住所を聞かずにギフトが贈れます。
両親に贈る場合は、前もって電話などで在宅時間を聞かなくてすむため、気軽に贈ることができます。また、肉や魚などの食料品を贈る時、都合の良い日に受け取ってもらえるので便利です。
食べることが大好きな両親におすすめのギフト
食べることが好きな実家の両親に贈りたいのは、自分ではあまり買わないような贅沢な気分に浸れる品物です。
賞味期限が短い食品であっても、ソーシャルギフトを利用すれば、受け取り時間を指定できるため再配達の必要がありません。
【アイズミートセレクション】国内産黒毛和牛うす切り詰合せ
【久右衛門】鯛茶漬け詰合せ
【越後ファーム】お米 2合キューブ4種12個詰合せ
お酒が大好きな両親におすすめのギフト
お酒を飲むのが好きな両親。大好きなお酒を贈りたいけれど、年齢のことを考えると飲みすぎには注意してもらいたい……。
そこで、贈るのはお酒ではなくお酒のつまみになるものにしてはいかがでしょう。「お酒はほどほどに楽しんでね」の気持ちを込めて選んでみてください。
【銀座若菜】銀座お詰合せ
【燻製BALPAL】燻製おつまみセット
【寺子屋 / TERAKOYA】スモークサーモン・黒豚生ハムギフトセット
お茶の時間が大好きな両親におすすめのギフト
夫婦で過ごすお茶の時間を楽しむのが好きな実家の両親へ、コーヒーやお茶などを贈ってみてはどうでしょう。
ゆっくり過ごす時間は、夫婦にとって憩いのひととき。その時間を充実したものにするように、美味しい飲み物を選んでみては。
【ミカフェート / MI CAFETO】コーヒー COFFEE HUNTERS 3本セット箱入り ブルーマウンテン ブレンド / ピンク ブルボン / サン ミゲル
【宮崎上水園 / MIYAZAKI KAMIMIZUEN】everyday 緑茶セット
【ナヴァラサ / navarasa】紅茶3種 ギフトセット
甘い物が大好きな両親におすすめのギフト
甘い物が好きな両親へは、贅沢な気分に浸れるスイーツを贈りましょう。実家の両親が笑顔になる瞬間を想像し、どれを贈ったら喜んでくれるか考える時間も楽しいものです。
実家の両親に贈るものは、二人で食べきれる量のものがおすすめ。味はもちろん、見た目もおしゃれなものを選ぶと喜んでもらえるのではないでしょうか。
【銀座ウエスト】ドライケーキ 18袋入り
【とらや】小形羊羹 18本入
【ピエール・エルメ・パリ / PIERRE HERMÉ PARIS】フール モワルゥ 4種10個詰合せ
お世話になった両親へお歳暮を贈ろう
「こんなことしなくても良いのに」。きっと、両親はそう言うかもしれません。けれども、我が子からの気持ちがこもった贈り物をきっと喜んでくれるはずです。
どんなものを贈ろうか、どれを選んだら実家の両親は喜んでくれるのかと考える時間も大事な時間。1年間の感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈りましょう。