和歌山|パーティにぴったり!みんなで飲みたいクラフトビール
WAKAYAMAブルワリーの人気クラフトビールがオリジナルラベルで登場

和歌山県の特産物を使用したクラフトビールや、季節感を楽しめる限定フレーバーなど、個性豊かなオリジナルクラフトビールを提供しているWAKAYAMAブルワリー。おしゃれなラベルも人気の一つです。今回ムードマークでは、そんなユニークなWAKAYAMAブルワリーの人気クラフトビールをオリジナルラベルで展開!クラフトビールの魅力や、おすすめの楽しみ方まで、代表の吉田友之さんにお話を伺いました。
WAKAYAMAブルワリーとは

<人気のオリジナルクラフトビール AGARA CRAFT>
オリジナルクラフトビールであるAGARAブランドをはじめ、地ビールの製造などを行うWAKAYAMAブルワリー。和歌山市の中心部にある醸造所では、併設された店舗でこだわりのビールが楽しめることはもちろん、クラフトビールの醸造体験を行うなど、新しいブルワリーの形を提案します。また製造したビールのネーミングを一般公募で募集したり、地元の学生と酵母の研究をしたりと様々な取り組みを行う魅力に溢れたブルワリーです。今回は、ビーチを目の前にした和歌山市加太にある醸造所でお話を伺いました。
酒販店からWAKAYAMAブルワリーへ

<和歌山市加太にある醸造所>
実はWAKAYAMAブルワリーが誕生するまでには様々なストーリーがありました。元々吉田さんの父親が営んでいた酒販店を吉田さんが20歳の若さで3代目として継いだところから始まります。
「継いだ当時はスーパーが増えてきたタイミング。そういったところでお酒を安く売り始めたので、酒屋としての過渡期でした。なんとかしなければいけないと思ったんです」と、これまでの一般的な酒販店から、より専門的なお酒を取り揃える専門店への転換を決めたそうです。

専門店である限りお酒の目利きが出来なければいけないと感じた吉田さんは、日本酒や焼酎は酒蔵に入って勉強させてもらい、ワインに限ってはなんとフランスまで勉強しに行ったそう!
さらにはお客様が納得したものを買って欲しいという思いのもと、有料試飲場という立ち位置で飲食店を展開します。そこでは、吉田さんが全国の酒蔵から集めてきた日本酒や焼酎をはじめ、当時既に存在していた和歌山県内で製造されている地ビールも提供していました。
「ある時ツーリストのお客様に『和歌山市の地ビールはないんですか?』と聞かれました。和歌山県内に地ビールを製造している醸造所はありますが、和歌山市内には地ビールの醸造所がないことにそこで初めて気づきました。そしてニーズがあるのなら自分が作ろうと思いビールの製造を始めました。」

こうして自社の飲食店のみで吉田さんが製造したビールを提供していたところ、次第に人気が高まり遂に外販がスタート。時を経て、現在の店舗併設のオリジナルクラフトビールが飲めるブルワリーとなりました。今日もたくさんのファンが吉田さんのビールを求めて足を運びます。
ムードマーク限定販売のビールセットが誕生!
今回、WAKAYAMAブルワリーの人気クラフトビールが、ムードマーク限定のオリジナルラベルで登場!ギフトにぴったりのメッセージデザインはパーティーなどの華やかなシーンにもおすすめです。

「クラフトビールは温度が上がると華やかな香りが立ってくるので、集いの場にぴったりです。会話が弾んでいくうちにビールの味わいも変化していきます。種類にもよりますが、10度~15度くらいの温度で飲むのがおすすめです。」

また、オリジナルクラフトビールのコンセプトは‟食中酒”なので、食事との相性もばっちり。「ビールと一緒にシーンを楽しんでほしい」と話す吉田さんに、それぞれのビールをより楽しむためのおすすめの料理を伺いました。
【ヴァイツェン】
苦みを抑えたやわらかい口当たりが特徴。淡白な料理やお寿司などの和食にも◎
【柚子エール】
アジアの大会で優勝以上の褒章を獲得したビール。新鮮な魚を使用した料理におすすめ。
【ペールエール】
香り高いペールエールは唐揚げなどのさっぱりとした味付けの肉料理がおすすめ。
地元、和歌山県のために

様々なバックボーンを持つWAKAYAMAブルワリーですが、吉田さんのお話からは「地元のために」という強い思いが感じられました。特にクラフトビールだけではなく地ビールを製造したきっかけについては「地域内経済循環」を回すためだと話してくださいました。
「当時和歌山市にあったクラフトビールの原料は外国産で、地ビールとは言えないものでした。なのでWAKAYAMAブルワリーでは、原料を和歌山の農家さんに作ってもらい、柚子や山椒などの和歌山の特産物をどうやってビールに活かしていこうか、いかに地域と一緒になってビールの製造を行えるかを考えました。」

また地元の学生たちと取り組んでいる酵母の研究についても「この酵母がどのようなビールになってどのように消費者に渡るのか、商業レベルで一緒に取り組むことで社会に役立つ研究だということを認識してもらうことが出来ます。そして彼らの研究がきちんと和歌山県の経済循環に取り組まれていきます」 と、未来を担う学生にもしっかりと思いを託します。
「クラフトビールが地域活性化のピースになっていけたら」と、お話の最後まで地元和歌山県への愛が溢れていました。