愛媛県|“新しい基準”で選ぶ!今治タオル&愛媛発のアイテムをギフトに贈ろう
海と山、豊かな自然に囲まれた愛媛県。みかんをはじめとする美味しい自然の恵みや、歴史ある温泉街など、1度は訪れたい魅力あふれる土地です。そんな中でも私たちの暮らしに寄り添うアイテムとして身近な「今治タオル」は、ギフトとしても大人気!定番と思われがちなタオルは、視点を変えて選んでみると、大切な価値や感覚を届けられるスペシャルなギフトに。毎日使うものだからこそ、未来を考える“新しい基準”を取り入れてみてはいかがでしょうか?
ギフトを選ぶ新しい基準のひとつに!「デカボスコア」って?
日本では現在、2030年までに排出CO2相当量を46%削減することを目標としています。「デカボ スコア」とは、商品やサービスの排出CO2相当量の“削減率”を可視化したもの。
従来に比べて排出CO2相当量が少ない商品やサービスであることがひと目で分かるようになることで、私たちが商品やサービスを選択する際の新たな指標のひとつに。
ギフト選びにも“新しい基準”を取り入れることで、自分だけではない他の誰かに思いをつなげることができるはず。
新たな基準で選ぶ。愛媛県今治のタオルギフト
今回ご紹介するのは、ギフトにはもちろんのこと普段使いに愛用している方も多いであろう、愛媛県の今治タオル。昔から綿織物が盛んな今治で、タオルの製造が始まったのは明治時代と言われており、現在に至るまでタオルメーカーは数多く存在しています。
一般的には、製造の過程において多くの水を使用するタオル作り。そのため、環境への影響を考えるメーカーも少なくありません。環境面に配慮しつつも細やかな工夫とこだわりを感じるプロダクトの数々は、職人の技術に加え、自然の恵み豊かな土地の人々が作り上げるからこそのクオリティ。
みんなが毎日使うものだからこそ”選び方”を少し変えてみるだけで、気候変動を食い止めるためのポジティブなアクションと、豊かな暮らしの両立が実現できるかも。
楠橋紋織|ナチュラルなくらしに溶け込む。ケミカルフリーのやさしいタオル
素敵な空間に溶け込みそうなカラーリングで思わず手に取ってしまうのは<楠橋紋織>が手掛ける「KuSu organic」シリーズ。
有機栽培によって育った100%ピュアなオーガニックコットンを天然のシルク糸でカバリングした無撚糸。環境への配慮に加え、やわらかく紡ぐことでふんわりとなめらかな肌触りに。毛羽落ちしにくいのも、ユーザー目線で嬉しいポイント。ナチュラルでスタイリッシュな風合いも魅力です。
開発技術使用の「新バイオ精練加工」により、化学薬品を使用しない安心・安全なケミカルフリー加工を実現し、CO2排出量を大きく削減、水を節約することにも成功しています。使用しているインド産のオーガニックコットンは、PBP YARNプロジェクト対象。購入するごとに、インド綿農家の有機農法への転換支援、自立支援、児童労働の禁止と就学・奨学支援などに役立てられるようになっており、環境だけでなく未来につながるアクションにつながっています。
CHECK POINT!!
・空間に溶け込むナチュラルで洗練されたカラー
・ヒトと地球と未来も良くなる!安心・安全なケミカルフリー加工
・天然のシルク糸でカバリングした無撚糸を使用することで実現する上質な風合い&環境面への配慮
<楠橋紋織>阿部さん
上質な素材感やケミカルフリーの安心感に加え、こだわりのカラーも一押しポイントです。長く柔らかな風合いを保つメンテナンスのポイントは、タオルはたっぷり目の水で洗い、干す前にパタパタ振って空気を含ませてから陰干しすること!
<楠橋紋織>KuSu organic バスタオル
安心安全な加工、なおかつスタイリッシュな「KuSu organic」シリーズのタオルは、お子さまのいるファミリーへの引っ越し祝いなどにおすすめ。シルクを使った上質な風合いなので、目上の方へのプレゼントにも喜ばれそうです。
TANGONO|カラフルな色合いも魅力!残糸で作ったエコなタオル
廃業予定だった今治の老舗タオル会社を引き継ぎ、2015年に新しく誕生した<TANGONO>。90年続いてきた歴史をその先へつなげたいとの思いを胸に、熟練の職人の技と新しい力を合わせて「タオルでしあわせを届けたい」と日々コツコツとタオルつくりに向き合っています。
タオル作りの過程では、先に糸を染める場合どうしても余分に糸を用意しなければならず、その余りが廃棄になってしまうことも。そこで、残ってしまった糸を再利用できないか?という発想のもと作られたのが「残糸で作ったエコなタオル」です。その名の通りエコな理由は、残糸を使用していることに加え、糊抜きの工程を省くこと。デカボスコアにおいては、歴代2位となる79%オフを算出しています。
残った糸で作るタオルの魅力は、そのときにある色糸で織っているからこそのカラーリング。元々高品質な糸を使用しているうえ、熟練の職人が織っているので、残糸とはいえクオリティの高さもお墨付きです。
CHECK POINT!!
・通常の糊抜き工程を省いていて環境にもやさしい
・高品質なのに残糸使用だからカジュアルな価格を実現!
・気分が高まる鮮やかなカラーリング
<TANGONO>丹後さん
古くから受け継ぐ織機を使って、ゆっくり時間をかけて織ることでやわらかな風合いになっています。鮮やかなカラーも、楽しんでもらいたいポイントの1つ!
<TANGONO>残糸で作ったエコなタオルセット フェイスタオル5枚組
家族が多いあの人や、スポーツが好きなあの人に。普段からガシガシ使えるタオルは、ちょっとしたお礼のプレゼントにもぴったりです。実は残糸を使っていて…。と思わず教えたくなるタオルです。
マジックアワー|アウトドア好きな方に贈りたいタオルブランケット
西染工の<マジックアワー / THE MAGIC HOUR>は、今治タオルなどをはじめとする染色や縫製の技術を活かし、自然豊かな今治や瀬戸内海の美しい色彩を表現するアウトドアブランド。
タオルを乾燥機にかける際に出るカラフルな埃を「焚き火の着火剤に使えないか?」と、思い開発した「今治のホコリ」は、アウトドア好き且つタオルメーカーだからこそ誕生した人気アイテムです。
今回ギフトにおすすめしたいのは、瀬戸内の山、海、魚、そして四国八十八ヶ所を表現した「瀬戸内ネイティブ柄」のタオルブランケット。「自然の中で楽しむアウトドア愛好家には、環境意識の高い方も多いんです。」と教えてくれたのは、ご自身もキャンプや釣りが好きという<マジックアワー>の福岡さん。
ブランケットを作る工程の中では、精練漂白を省くことで熱量・水量を40%削減しています。また、染色会社である西染工では、社内で一貫してものづくりを行うことで輸送エネルギーを省いているのだそう。
CHECK POINT!!
・熱量、水量を削減したエコ生産を実現
・化学繊維に比べ火に強い綿素材でキャンプに◎
・美しい自然を表現した「瀬戸内ネイティブ柄」
<マジックアワー>福岡さん
寝袋に入る時にくるっと体に巻いて寝ると快適で、年中活躍しています。アウトドアアイテムには欠かせない収納袋に納めれば、お昼寝用の枕としても使ってもらえます。
<マジックアワー / THE MAGIC HOUR>Towel Blanket
キャンプ好きが考案したタオルブランケットは、アウトドアが好きな方への誕生日プレゼントに。タオルメーカーだからこそ実現できる優しい肌触りで、アウトドアに限らず普段から自宅や車内で使いたくなりそうなアイテムです。ありそうでない絶妙な色合いの瀬戸内ネイティブ柄は、手持ちのアイテムに自然に溶け込んでくれそう!
イケウチオーガニック|風力発電で織る。長く愛せる“ベーシック”
2023年に70周年を迎える<イケウチオーガニック / IKEUCHI ORGANIC>。20年以上前から自社の電力を風力発電でまかなっており、環境保全に対するアクションを積極的に実践している先進的な存在です。「最近は高校生がお店に訪ねてきたり、若いお客さまの環境意識の高さに驚いている。」と教えてくれた代表の池内さん。常に進化を続ける背景に、取り巻く環境の変化を敏感に感じとる姿勢が感じられます。
自社ブランドで初めてオーガニックコットン100%のタオルとして発売した「オーガニック120」は、気持ちよく水を吸うことを大前提に、安心安全を最大限に考えたこだわりのシリーズ。商品についたQRコードを読み込むと、産地から出荷に至るまで全工程が確認できるようになっており、その安全性をクリアに示しています。
「この世に1枚だけしかタオルを持ってはいけないとなったなら、絶対にオーガニック120!」と池内さんが語るように、よく水を吸いよく乾く、素朴だけど心地よく長持ちするタオルは、5年10年と愛せる究極のベーシック。「長く使えるものを選んでみよう」「こういう視点があったのか」と、まさに"新しい基準のきっかけになるかも。
CHECK POINT!!
・風力発電100%!最小限の環境負担でつくるタオル
・5年、10年と長持ち!精密だけどソフトな風合いを実現
・"食べられるタオル を目指して。エコテックス規格100のクラス1をクリアする確かな安全性
<イケウチオーガニック>池内さん
タオルはほとんどの人が生まれた時から触れているから、誰しもがプロフェッショナルなんです。だからこそ、使った時に違いを感じてもらえるはず。
<イケウチオーガニック / IKEUCHI ORGANIC>オーガニック120バスタオル
新生活やお祝いなど、大切な方へのギフトに最適な「オーガニック120」。日常にそっと寄り添ってくれるベーシックなタオルは、どんな年代の方にも喜んでもらえるはず。タオルマニアのあの人へのギフトにもおすすめです!
「Earth hacks」の取組み|未来のためにポジティブなアクションと選択を
気候変動のリミットが近づく今、脱炭素社会の実現は、取り組まなければならない喫緊の問題です。
気候変動を食い止めるために、日本が削減しなければいけない二酸化炭素の量は、6億4800万トン。1人で背負うにはあまりにも大きな数字ですが、レジ袋1枚で削減できるのは60g。毎日1億人が60g削減のアクションをすれば、約220万トンの削減につながります。
「Earth hacks」は、多くの人が楽しみながら地球にとっても自分にとってもいい選択として取り組めるよう「選びたくなる選択肢」を提案しています。
「気候変動という人類史の1ストーリーを、ハッピーエンドで締めくくりたい。」そんな社会になることを目指すプロジェクトです。