希少品種「桃太郎ぶどう」をまるごと1房楽しめる!岡山県さくらさく農園こだわりの干しぶどう

桃のような形をしていることから名付けられた「桃太郎ぶどう」は、薄皮の大きな粒が特徴で、バランスのとれた甘みと食感の良さも魅力。繊細で育てるのが難しい、と言われる桃太郎ぶどうの数少ない生産者である佐倉千恵子さんが手掛けるのは、桃太郎ぶどうを贅沢に1房使ったこだわりの干しぶどうです。なかなか出会うことができない味わいを、ギフトリストの1つにしてみては?
岡山県で誕生!希少品種「桃太郎ぶどう」とは?

1979年、岡山県 花澤ぶどう研究所の花澤茂氏によって、ネオマスカットとグザルカラーを掛け合わせて誕生した「桃太郎ぶどう」。他の品種にはあまり見ない、まさに桃のような可愛らしい粒の形が目を惹きます。
一粒一粒が大きく、今にもはじけそうな瑞々しい印象。皮が薄いのも特徴の一つで、口に含むとシャキッとした食感が楽しめます。種もなく皮ごと味わえるので、食べやすいことも魅力の一つ。味わいの特徴は、生産者の佐倉さん曰く、“素直な甘み”。見た目・味わい・食感、どれをとっても特別感のある品種です。
市場に出回ると1房1万円程という桃太郎ぶどうは、岡山のぶどうの中でも生産量が少なく、目にしたことがないという方も多いのではないでしょうか?希少品種と呼ばれる理由の一つには、育てることの難しさがあると言います。
通常の3倍?桃太郎ぶどうの栽培が難しい理由

数少ない桃太郎ぶどうの生産者である佐倉さん。生産者が少ないことの理由は、繊細であるがゆえの栽培の難しさ。農園を見学させてもらうと、一つひとつ丁寧に紙に包まれており、大切に育てられていることが伺えます。

薄皮が特徴の桃太郎ぶどうは、病気に弱く、丁寧に扱わないとハサミの傷がついたり、皮が破れたりすることも。さらに、雨に当たるとすぐに葉っぱが病気になってしまい、強い風に当たると、実が傷んだり皮が厚くなる原因になってしまうこともあるそうです。佐倉さんの農園がある備前赤磐地区は、強い風がなく立地的にも恵まれた場所ではありますが、天候に合わせた細かいケアが必須。防風ネットや、温度や湿度に合わせて自動開閉する屋根などを取り入れ、雨や風からぶどうを守っています。
1つの木に対する数の調整も重要な工程の一つ。放っておくと粒がバラバラになってしまうので、手入れを欠かさないそう。たくさん育ちすぎないように厳選していくことで、1つひとつの房に栄養が行き渡り、大粒で美味しいぶどうが収穫できます。

驚いたのは、間引き作業などの繁忙期を除き、ほとんど佐倉さん1人でぶどうを育てていること。佐倉さんが手塩にかけて育てた桃太郎ぶどうは、細やかな仕事ぶりを感じられるような繊細な食感と爽やかな甘みで、手がかかっているのも納得の味わいです。
遠方からのファンも多数。さくらさく農園の美味しいギフト

市場に出回る数も少ない桃太郎ぶどう。その味わいを求めて、佐倉さんのさくらさく農園には、遠方から訪れるお客さまも多いそう。大阪などから車で来て、トランクいっぱいにぶどうを買って帰る方もいるのだとか。
さくらさく農園のぶどうは、一般的な販売業者にはほとんど出品しておらず、個人のお客さまからの注文が中心。リピーターの方も多く、毎年北海道から沖縄まで、全国各地へ出荷しています。

桃太郎ぶどうの美味しさを、加工品として楽しめるのもさくらさく農園の魅力。週末には、佐倉さんのご主人の弘昌さんが育てたお米で作る米粉を使ったパンを販売しています。なかでも人気なのは、桃太郎ぶどうの干しぶどうをたっぷり使用したぶどう食パン。
米粉100%を使ったパンは、小麦アレルギーの方などにもファンが多いようで、週末は車でパンを買いにくるお客さまも。手塩にかけて育てた桃太郎ぶどうはもちろん、農薬や化学肥料を使わず育てたお米、手作りの餡やクリームなどを使用しているそうで、素材一つひとつに対する愛情やこだわりが感じられます。店舗ではパンの他にも、ドライフルーツを使ったグラノーラや、コンポートなども販売しています。

今回ムードマークでご紹介するのは、桃太郎ぶどう1房を贅沢にそのまま加工した干しぶどう。希少な桃太郎ぶどうをドライフルーツとして楽しめる、さくらさく農園ならではの特別な一品です。
果実の美味しさ&栄養をそのままに。ドライフルーツで楽しむ桃太郎ぶどう
干しぶどうにする桃太郎ぶどうは、1房1kgを目指して栽培をしているのだそう。1kgのぶどう1房を、そのままの形で干し葡萄にしているのが珍しいのに加え、一粒一粒の大きさも一般的に売られているドライフルーツとは全く別物と言える贅沢感があります。枝つきのまま干すことでぶどう本来の美味しさを閉じ込めた、他にはない味わいが魅力です。

粒が大きいので大味なのでは?と想像する方も多いかもしれませんが、桃太郎ぶどう本来の上品な食感と甘さが感じられ、果実の美味しさを生のフルーツとは違った角度で楽しむことができます。皮が薄いので、口に入れた際の歯触りが良く、皮が口に残らないのも特徴。
そのままいただくのはもちろんのこと、ブランデーに1週間ほど漬け込んだり、チーズと組み合わせれば大人のおつまみに。(クリームチーズと合わせたら絶品でした!)贅沢にパウンドケーキの具材にするも良し、細かく刻んでバターと混ぜればレーズンバターとしても楽しめます。
こだわりの一箱をギフトに

丸ごと1房の干しぶどうは、スタイリッシュな箱入りで高級感があり、ご両親やお世話になっている方など目上の方への贈り物にもおすすめです。フルーツが好きな方や、ワインが好きな方へのギフトとして、少し意外性がありながらも、自分ではなかなか手の出ない贅沢感に溢れる、贈り物上手なセレクトに。


気軽に贈りたい方に嬉しい、個包装タイプもご用意。ドライフルーツなので賞味期限は長めですが、保存しやすいジップ袋になっているのも◎。ティータイムやいつもの晩酌タイムのお供として、プチ贅沢な気分を演出してくれるはず。ホームパーティーでも気の利いたおつまみとして活躍しそうです。

