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「ルビーロマン」を特別な人にギフトで贈ろう。人々の想いがつまった石川発の奇跡のぶどうの魅力とは?

2021年に行われた初競りでは、なんと一房140万円で競り落とされたルビーロマン。大きな粒ときれいなルビー色に、まず目を奪われます。石川県の高級ぶどう品種・ルビーロマンの希少価値の高さの背景にあるのは、石川の生産者達にとっても「ルビーロマン」が特別な存在であること。奇跡のぶどうが生まれるまでのお話とその魅力を、石川県の皆さんにお伺いしました。

「ルビーロマン」を特別な人にギフトで贈ろう。人々の想いがつまった石川発の奇跡のぶどうの魅力とは?

INDEX

石川県の高級品種ぶどう「ルビーロマン」とは?基準や価格は?

石川県の高級品種ぶどう「ルビーロマン」とは?基準や価格は?

石川県で生まれたルビーロマンは、世界で最も高級とも言われるぶどう品種。石川県内でも限られたお店でしか手に入れることができないルビーロマンは、2021年7月に金沢市で行われた初競りに出荷されたうちの一房が、140万円で競り落とされたことでも話題となりました。この一房は台湾で販売され、石川県発の世界に誇れるぶどう品種として、その名が広まっています。

ルビーロマンを初めて見た時に、まずびっくりするのが粒の大きさ!巨峰の2倍とも言われる丸々とした大きな粒と、まさに宝石のような綺麗なルビー色、見ただけでも伝わる瑞々しい実は、唯一無二の存在であることを伝えてくれます。

ルビーロマンの粒の大きさには基準があり、一粒の重さ20g以上の基準を満たすもの以外が販売されることはありません。さらに一粒30g以上のものはGクラス、すべてが30g以上で一房700グラムを超える品質・外観が優れたルビーロマンには、「プレミアム」の表記が。

甘さの基準は糖度18度以上、色は専用のカラーチャートで基準を満たしたものだけ、と選び抜かれた房のみがルビーロマンとして出荷されます。巨峰ほどの糖度がありながらも酸味は少なく、他にはない上品な味わいが楽しめるのもルビーロマンの魅力。

価格は一房10,000円前後から50,000円以上のものまで、品質によって様々。生産の難しさに加え、厳しい基準を徹底しているルビーロマンは、現在でも希少価値が高く、全体の出荷量を房単位で表すほどです。


奇跡のぶどう「ルビーロマン」が石川県で誕生するまで

「赤い大粒のぶどうを作りたい!」という石川県のぶどう農家達の思いから、ルビーロマンの開発は始まります。当時、流通の8割ほどを占めていた「デラウェア」は黒色の小粒品種。また「巨峰」などの黒色の大粒ぶどうには、すでにいくつかの生産地があり、大粒ぶどうの生産に関しては後発となる石川県では、最初から赤色の大粒ぶどうの生産を望む声が多くありました。

そのような農家達の思いを受け、最初に行われたのは、「藤稔」(ふじみのり)という黒色で大粒のぶどうから採取した400粒の種蒔き。わずか3.4名で、朝から晩まで交代制でハウス管理を行っていたそう。そして育った400本の中から赤い実をつけたのが、わずか4本。さらにこの中から、深い赤みを帯びた大粒のぶどうがなった1本の木を厳選し、その1本の原石が、奇跡のぶどうと言われるルビーロマンなのです。

原石を見つけた時は、「願えば出てくる!と、みんなの希望の詰まったぶどうの誕生に喜びました。」と、開発を続けていた石川県農林総合研究センター主任研究員の井須さんは教えてくれました。

開発をスタートした年から、初めて市場に出るまでにかかった年月は14年。始めは誰も知らなかったルビーロマンですが、初めての競りでも10万円の高値がつき、品質の高さとその希少性から、地元発口コミによって広まっていくことになります。

今では世界に誇れるぶどう品種となったルビーロマン誕生の背景には、石川の人々の並々ならぬ努力と思いが感じられます。


初めは1本の木から「3房」だけ。手間暇かけてこその美味しさ

初めは1本の木から「3房」だけ。手間暇かけてこその美味しさ

市場にデビューするまでに、様々な試行錯誤が繰り返されたルビーロマン。その美味しさと品質を守り続けるのは簡単なことではありません。

ルビーロマンは成人の木になるまでは10年ほどの年月がかかり、初めはなんと1本の木から3房ほどしか収穫できません。

ルビーロマンの栽培では、1本の木に対し限られた数の房しか残らないため、一粒一粒に栄養が行き渡り、他にはない大粒で瑞々しい宝石のようなぶどうが出来上がります。

さらに収穫したぶどうの中から、大きさ・糖度・色などの基準をクリアしルビーロマンとして商品化されるのは5割ほどと言うのですから、市場に出回るルビーロマンは選び抜かれたエース達のみということになります。

加えて石川県は、全国でも有数の雨が多い地域。ハウス内で気温や湿度をこまめに管理する必要があり、美しいルビー色を保つために日当たりにも細心の注意が必須となります。

ここまで手をかけてやっと誕生するルビーロマン。希少価値の高さにも納得です。

ちなみに、房購入のチャンスを逃しても、パフェやタルト、ワインやアイスクリームとしても美味しく頂けるそう。石川県に行ったら是非食べてみたいですね。


「ルビーロマン」のこだわり。どこでも買えるわけではない理由。

「ルビーロマン」のこだわり。どこでも買えるわけではない理由。

ルビーロマンの生産者は、石川県に116名(2021年4月時点)。管理が難しく、品質の基準を徹底しているルビーロマンは、限られたぶどう農家でのみ生産されています。

品質を守り続けるために、ルビーロマンを生産するぶどう農家の直売所でも販売されることはなく、必ず各地域の集荷場に出荷されます。石川県内でもどこでも買えるわけではないルビーロマンは、石川の人々にとっても特別な存在。

石川県内での徹底した生産管理体制と基準をきちんと設けることで、ルビーロマンの美味しさが守られ続けていることがよくわかります。

さらにその徹底ぶりは、パッケージにまで及びます。買う人、作る人、その間を取り持つ人、を表す3つの輪がモチーフになったロゴマークは、どこで売られるルビーロマンにも必ず記されています。BOXも決められたもの以外で販売されることはなく、そのこだわりを感じることができます。


デジタルを活用した品質管理で未来につながる「ルビーロマン」

デジタルを活用した品質管理で未来につながる「ルビーロマン」

管理が難しいとされるルビーロマンですが、新たにルビーロマンの生産を始める若いぶどう農家の方も増えてきているそう。

その背景には、技術を正確に伝える為の地道な積み重ねがあります。石川県職員がマニュアル作成のほか、講習会など直接生産者に指導する機会を設定。コロナ禍にも、オンライン上で生産者とつながりを持つことで、具体的な指導をすることが出来ているといいます。

さらにベテランの生産者を取材して、そのノウハウを見える化した学習支援システムを開発。タブレットを活用し問題集形式でノウハウを学ぶことができるのだそう。デジタルの活用は、親子2世代をつなぐツールとなり、難しいと言われるルビーロマンの生産にチャレンジする後押しにもなっています。

確かな品質を守り続けることで、生産者にとっても「やりがい」や「誇り」を感じることができるルビーロマンの存在は、未来をつなぐひとつのストーリーに。そして、新たな石川県の魅力や、人々の郷土愛を知るきっかけとなるはずです。


「ルビーロマン」の食べ頃は?

ルビーロマンのストーリーを知ったところで、おさえておきたいのがルビーロマンの美味しい頂き方。

「皮は全部剥いちゃダメですよ!」と教えてくれた井須さん。その理由は、全部剥こうとすると、たっぷりの美味しい果汁が溢れてしまうから。皮離れの良さもルビーロマンの特徴の一つで、細く一部だけ剥いて口に入れれば、スッと皮と実が離れてくれるのだそう。

実際食べてみたところ、大きな実を一口で食べてしまうのに一瞬もったいなさを感じつつも、口に入れたら皮がスっと離れ、上品な甘さの果汁が口の中に広がります。酸味が少なく香り豊かで、さわやかな後味が残ります。

冷やしすぎはおすすめではなく、食べる30分~1時間前に冷蔵庫に入れるのがベスト。

「旬」を逃さないことも、ルビーロマンを楽しむ重要な要素の一つ。7月から9月下旬頃まで市場に出回るルビーロマンですが、「8月下旬~9月上旬が最もおすすめ」とのことでした。

せっかくスペシャルなぶどうを味わうのなら、「旬」のタイミングを逃さずに楽しみたいですね。


スペシャルなぶどうをスペシャルな相手にギフトで贈ろう!

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魅力たっぷりのルビーロマン。限られた季節にしか楽しむことができない特別な味わいを、大切な方に贈ってみてはいかがですか?

今回ムードマークでは、ベストシーズンのルビーロマンをご用意しました。

離れて暮らすご家族や、最近会えていない友達への残暑見舞い、たまのご褒美として家族みんなへ贈るのもおすすめです。一房でも十分食べ応えのあるルビーロマンは、大切な方と一緒に楽しめる贈り物として、ハッピーな時間を届けてくれるはず!


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