5本指ソックスに本気で挑んだブランド「ニッティドプラス」から靴下ギフトをピックアップ!

5本指ソックスを日本ではじめて作ったのが、和歌山県海南市で5本指ソックスと無縫製ニットの企画・開発・生産・販売を行うニッティド株式会社です。
1970年にスペインで生まれた5本指ソックスに可能性を感じ、より履きやすい5本指ソックスを求めて、手袋用の編機を改良しながら日本初の5本指ソックスの製造をはじめたのが、ニッティド株式会社の会長・井戸端隆宏さんです。
今回、ムードマークでは、ニッティド株式会社が開発・生産するブランド<ニッティドプラス / knitido+>の中でもコアなファンを抱えるピラティスに特化した5本指ソックスの販売をスタート。また、スタイリングのキーアイテムになってくれるスタイリッシュな5本指ソックスも合わせてご紹介します。
ムードマークでの販売を皮切りに、ギフトにおすすめしたいソックス用のギフトパッケージも新たに登場。五本指ソックスの魅力が多くの人に伝わるようなデザインで、誕生日プレゼントをはじめ、さまざまなギフトシーンにご利用いただけるソックス用ボックスが完成しました。
販売に先駆け、ムードマークでは、和歌山県海南市のニッティド本社を訪ね、5本指ソックスの魅力について、社長の井戸端康宏さんにお話を伺ってきました。
ニッティドの5本指ソックスの履き心地がいいことには理由がある

ニッティドの社内では、今も5本指ソックスの開発の軌跡が大切に保管されています。
はじめて日本国内で編まれた5本指ソックス(左)
1970年代には手袋から5本指ソックスへと3年の年月を費やし改良を重ねた(右)
1981年に創業したニッティド株式会社(創業当時は、ニットグローブ株式会社)には「ひとのやらないこと、ひとのやれないこと」という創業理念が掲げられています。この言葉は、創業者である井戸端隆宏さんの座右の銘でもあり、今もニッティドが新たな技術の開発を通じ、よりよい商品を提供しようと努める原動力でもあります。
ニッティドでは、特許や意匠登録されている技術をいくつも所有しています。ひとえに「より良い商品を提供したい。だから、そのために必要な技術がなければ作ればいい」。その積み重ねが、今日までニッティドのモノづくりを支えてきました。
1970年、はじめてスペイン製の5本指ソックスを目にした井戸端隆宏会長は「日本は高温多湿でじめじめした気候が特徴。綿を使った5本指ソックスは、じめじめした気候の中でも、快適な足元を実現する健康志向、衛生志向のアイテム」だと確信。その後、井戸端隆宏さんは、3年の月日を注ぎ、横編機メーカーの株式会社島精機製作所に日参し、同社と共同で手袋用の編機を改良し、足の形にフィットする編機の開発に挑みました。
もともと、手と足ではかかとの有無や指の動く方向が異なるため、手袋の編み方のままでは、履き心地のいい5本指ソックスにはなりません。細かな改良を重ね、足の形や動きにそった編機を生み出したところに、ニッティドの原点はあります。
5本指ソックスが生まれる場所。自社工場で丁寧に仕上げる

和歌山県海南市にあるニッティドの本社には、自社工場が併設されています。約50人のスタッフ、約200台の編機を稼働させ、日々履き心地のいい上質な5本指ソックスを製造しています。

ニッティドでは、社内に編機用のデザインデータを作成できる社員がいるため、新規商品の開発や既存商品の改良もスムーズに進行することが可能。工場のすぐ横で、デザインが出来る環境も、靴下づくりに特化したブランドならではです。
みんなにフィットする五本指ソックスへの思い

よりよい5本指ソックスの開発を続けているニッティドでは、5本指ソックスの「見た目の悪さ、指を5本入れなくてはいけないが故の履きにくさ、工数が多く割高になってしまうコスト面での弱点」を克服していくことが、そのままニッティドの創業以来の歩みだったと井戸端さんは振り返ります。
5本指ソックスの弱点を補うための企業努力を続ける。その結果、ニッティドだからこその履き心地の良さとデザイン性の高さを備えた5本指ソックスが生まれました。

ニッティドでは、ソックス1足1足を人の手で仕上げ、検品を行っています。
履きやすさとデザインの良さを追及するニッティドならではの細やかな作業が履き心地の良さに繋がります。

出荷前の商品検品は念入りに。
デザイン、製作、仕上げ、検品までを自社内で完結できるのもニッティドの良さ。
健やかな人を編む。人と人が繋がる場所を

ニッティドには、5本指ソックスの展開に留まらないビジョンがあります。それは「一足一足の5本指ソックスを編むように、一人一人の健やかさを編む。」こと。
ニッティドという社名にあるKNITという言葉は、日本語にすると「編む」。もちろん、5本指ソックスを編むという、ものづくりを示す言葉でもありますが、それだけに留まらずニッティドでは「多様な視点・技術・アイデアから新たな価値を編む」こと、そして「世界中の人を健やかにするという壮大な夢を編む」というところまで、広く思い描いた言葉でもあります。
その思いを象徴する場所が、ニッティドの本社のほど近く、JRきのくに線・加茂郷駅の目の前にある「TRAILER GARDEN」です。


TRAILER GARDENでは、ニッティドプラスの商品が並ぶショップだけでなく、ヨガやピラティスのクラスが開かれるスタジオや、社員食堂としても地元の方に向けた憩いの場としても使われるカフェが併設されています。
「このカフェは、ニッティドで働く社員が健康な食生活を送れるように、社員食堂を作りたいという妻である専務の強い思いからスタートさせました。せっかくだから、地元のみなさんにとっても、美味しい食事を楽しみながら、ほっと一息ついてもらえる空間になったらと考え、社員以外の方にも利用して頂けるカフェスタイルになっています」と井戸端さん。
カフェの横にあるスタジオでは、ヨガやピラティスのワークショップを開催したり、まさに人と人が繋がる空間になっています。

TRAILER GARDENには、ニッティドプラスのカラフルな5分指ソックスが揃うショップも
お気に入りの一足や、誰かに贈りたくなる5本指ソックスが見つかる場所

最高峰の技術の集大成|ニッティドプラスの5本指ソックス
<ニッティドプラス / knitido+>5本指ソックス "ラン・エアークッション" マーブルメッシュ アンクル(ギフトBOX入り)


<ニッティドプラス / knitido+>5本指ソックス "ラン・エアークッション" バイカラー アンクル(ギフトBOX入り)


<ニッティドプラス / knitido+>5本指ソックス "ベーシック・エアークッション" タイダイ染め ハイクルー(ギフトBOX入り)


Photo / Ayumi Yamamoto